代表挨拶

伊藤忠商事は、日本国内及び世界61カ国に約90の拠点を持ち、約270社の連結対象会社を保有する、165年超の歴史を誇る総合商社です。繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融など、あらゆる産業分野において、国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資などの幅広いビジネスを展開し、グループ全体では11万人を超える多国籍の人材が働いています。
伊藤忠グループは、産業構造の変化をチャンスと捉え面的・連鎖的に展開するビジネスモデルに「ビジネスの次世代化」や「マーケットインの発想」を取り込み異業種融合・事業分野横断的な取組みを加速することで持続的な企業価値向上を図っています。資源開発・原料調達領域の「川上分野」から生活消費・サービス領域の「川下分野」まで伊藤忠グループが有する多様な機能を駆使し、グループとしてのシナジーを高めビジネスを展開しています。
台湾伊藤忠は、伊藤忠商事100%出資の現地法人であり、1959年の創業以来、アジアにおける古くからの重要な市場である台湾において、最大の強みである伊藤忠グループのグローバル・ネットワークを最大限に活用し、地場有力企業とのアライアンスを通じて、投資や国内外でのトレードを積極的に展開しています。
近年では世界市場を牽引する先端技術や半導体分野でのソリューションの提供、都市機能の効率化・最適化に寄与するスマートシティプロジェクトへの参入、環境に配慮した機能性繊維素材の販売等、次世代型ビジネスモデルや新技術の導入を各分野において追求し、且つ伊藤忠商事の創業時の精神である「三方よし」(売り手良し、買い手良し、世間良し)を大事にしながら、ビジネスを構築・展開しております。
また、伊藤忠商事が出資している台北のランドマークタワー・Taipei 101の企業価値を更に高められるよう最大限のサポートも行っております。
台湾の皆様と様々な分野で新たな価値作りに共同で取り組み、皆様の生活並びに台湾の経済発展に少しでも貢献できることを心より願っております。
台湾伊藤忠股份有限公司
董事長兼総経理 桐山寛史