代表挨拶

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伊藤忠商事は、日本国内及び世界62カ国に約100の拠点を持ち、約300社の連結対象会社を保有する、160年超の歴史を誇る総合商社です。繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融など、あらゆる産業分野において、国内、輸出入及び三国間取引を行うほか、国内外における事業投資などの幅広いビジネスを展開し、グループ全体では10万人を超える多国籍の人材が働いています。2020年度は、時価総額、株価、連結純利益で日本における総合商社No.1となりました。あらたに当社グループが策定した中期経営計画では、「『マーケットインによる事業変革「『SDGs」への貢献・取組強化を基本方針とし、多様化するマーケットニーズへの対応と、本業を通じた生活基盤の維持・環境改善等の「SDGs」実現への貢献を果たしていきます。

台湾伊藤忠は、伊藤忠商事100%出資の現地法人であり、1958年の創業以来、アジアにおける古くからの重要な市場である台湾において、最大の強みである、伊藤忠グループのグローバル・ネットワークを最大限に活用し、地場有力企業とのアライアンスを通じて、投資や国内外でのトレードを積極的に展開しています。事業領域は親会社に引けを取らない幅広い分野にわたります。


2018
年には、親会社である伊藤忠商事が台北のランドマーク・タワーとも言えるTaipei 101(Taipei Financial Center Corp.)へ37.2%出資しており、台湾伊藤忠としても同社の企業価値をさらに高めてゆけるよう、最大限のサポートを行っています。
また、2021年には、台湾伊藤忠が台湾における宅配便事業大手の台灣宅配通股份有限公司へ戦略的事業投資を実行し、出資比率を19%と致しました。

 

伊藤忠商事の創業時の精神である「三方良し」(売り手良し、買い手良し、世間良し)の考え方は、「ESG経営」の推進が強く求められる現代のビジネス環境においても立派に通用するものであり、台湾伊藤忠においても常にこの精神を念頭に置いて経営の舵取りを進めております。また、先進技術への関心が極めて高い台湾市場において、次世代型ビジネスモデルや新技術の導入を各分野において追求しており、時代を先取りしたいと考えております。


台湾の皆様と新たな価値作りに共同で取り組み、台湾の経済発展に少しでも貢献できることを心より願っております。

 

 

台湾伊藤忠股份有限公司 

董事長兼総経理 松井 学