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伊藤忠(中国)集団有限公司の概況

伊藤忠(中国)集団有限公司は、伊藤忠商事が1993年に北京で設立した海外拠点であり、繊維、機械、エネルギー、化学品、食料、金属、生活資材、住生活、情報、金融など各分野において、国際貿易、国内貿易、投資など幅広いビジネスを展開しています。
伊藤忠(中国)集団有限公司は、伊藤忠の中国における中枢機能として、2005年に中国商務部より国家級「地区総部」の資格認定を受け、特別許可を要する一部の商品以外のあらゆる商品の国内販売、輸出入、代理業務などを総合商社で初めて許可され、さらに中国大陸と香港との一元管理を実現しました。2011年4月、伊藤忠商事は海外組織体制の改編を実施し、中国ブロックから東アジアブロックに名称を変更しました。中国大陸及び香港の各現地法人及び分公司に加え、台湾伊藤忠会社、韓国伊藤忠会社及びモンゴル国の伊藤忠ウランバートル事務所が東アジアブロックとして統一され、東アジア総代表が北京に常駐することになりました。
今後、伊藤忠(中国)集団有限公司は東アジアブロックの中枢機能として、更なる機能強化、市場開拓、貿易および投資規模の拡大を通して、日中ならびに東アジア地域の経済文化交流への貢献を目指して参ります。

伊藤忠東アジアブロックの管理体系

事業形態の実効性を高め、消費者の需要変化を迅速に把握するために、伊藤忠東アジアブロックでは縦型(業務分野別のグループ)をメインとする管理体系を導入しています。具体的には、繊維、機械、金属、エネルギー・化学品、食料、住生活、情報・金融の7営業グループと、経営企画ならびに経営管理の2職能グループで構成されています。営業グループの業務は関連産業の川上(生産製造)、川中(卸)、川下(小売り)間のあらゆるプロセスを一貫させ、「縦方向整合力」を十分に生かし、豊富な経営資源と専門知識で持続的かつ安定的な商流作りに取り組んでいます。
一方、各現地法人ならびに分公司は、全国にある営業拠点を軸として、地域重点戦略を推し進め、市場の開拓に取り組んでいます。複雑な経営環境で、グループ間でも横方向に連携をすることで「横方向整合力」を形成し、グループの業務範囲を超えてカバーしています。
会社全体が縦横双方向で協力し合い、消費者が求めている商品とサービスを総合的に提供し、収益の更なる拡大を図っています。

中国と伊藤忠商事

日中国交正常化半年前の1972年3月、伊藤忠商事は総合商社として、初めて中国国務院の許可を得て、日中間貿易を再開させました。それ以降、伊藤忠商事は継続的かつ重点的に経営資源を中国市場に投入して参りました。半世紀にも亘る弛まぬ努力により、今日の中国における競争力のある土台を築き上げてきました。この背景には、中国における総合商社最大規模の営業拠点数、日中貿易に精通する人材、幅広い人脈ネットワーク及び強力なパートナーの存在があります。2015年、伊藤忠はCITICグループ、CPグループとの3社間で、戦略的業務・資本提携に関する契約を締結しました。各自の優位性を十分に生かすことによって戦略的チャンスを捉え、中国または世界市場での更なる成長を目指しています。中国市場は大きく、政治情勢が安定しており、伊藤忠に有利な市場環境と多くの商機を提供しています。伊藤忠商事は従来から強みとしている競争力を十分に発揮し、中国が「世界の工場」から「世界の消費市場」へ変わっていく歴史的タイミングを逃すことなく、中国政府が策定した各国家戦略を軸に、重点分野を発展させ、より多くの商機を見出していきます。「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」の企業理念を徹底し、経済的収益を実現すると共に、社会課題の解決を目指して参ります。