東アジアESG推進担当者メッセージ

1858年の創業から既に160年以上に亘り、我々は「三方よし」を伊藤忠商事の創業からの精神として継承してきました。1972年に総合商社として初めて日中間の貿易を再開して以降、「三方よし」の精神のもと、自らの利益のみを追い求めるだけでなく、取引先や社員、そして全てのステークホルダーの期待と信頼に応えながら、本日まで中国マーケットにおいて事業活動を展開して参りました。

SDGs経営という新たな事業経営スタイルが確立し始める中においても、これまでに培った広範な影響力を最大限に活用し、サプライチェーンの関係者に「サステナビリティの重要性」への理解を求め、また、サステナブルな社会の実現に向けて様々な取引先と新たなビジネスに挑戦しています。環境面においては循環型社会の実現を目指し、資源の有効的な活用と安定的な調達・供給を図り、低炭素社会に寄与する事業活動を推進しています。社会面においても新たな事業の創造により、人々の生活水準の向上を図るなど、取り組んでいます。また、これら事業を継続・発展させるための人材育成にも力を入れています。「サステナビリティを推進するのは社員一人ひとり」という意識を啓発するとともに、能力開発や社員のモチベーション向上策を複合的に実施しています。

今後も世界最大の中国という市場において、取引先、サプライヤーをはじめとするすべての関係者との協力のもと、引き続き社員が本業を通じコーポレートメッセージである「ひとりの商人、無数の使命」を全うすることが、SDGsへの貢献に寄与すると考えています。我々は持続可能な開発目標(SDGs)の実現に向けて前進していくことを約束します。

東アジア総代表補佐経営企画担当
東アジア経営企画グループ長
井上 健一